転職の学校

小手先でない、キャリアの生存戦略

銀行からリクルートへ転職した人が、「働く」を自由にするための武器を提供するよ(第1話/全4話)

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 皆さんはじめまして。以下のような人に読んでほしいと考えています。
 ・「働く」にもやもやしている人、転職を考えている人
 ・自由に働きたい人、その働き方をするための具体策を知りたい人
 ・企業寿命が20年になる前に転職のTIPSを獲得したい人

 

 「働く」時間は人生の15%程度しかありませんが、なんだか仕事が上手くいかなかった日は、「働く」以外の時間も気持ちがめりこみメランコリーですよね。そう考えると「働く」時間は人生へ、割合よりもっともっと影響を及ぼしていそうです。


 全4話構成の、今回は第一話。
 〈第1話〉あなたにとっての「働く」を知る
 〈第2話〉自分の経験・人柄を言語化する (『脱自己分析論』の提示)
 〈第3話〉PR資料(職務経歴書)を作る
 〈第4話〉面接でPRをする(一次面接から最終面接の違い)

 

 

 

 

〈第1話〉あなたにとっての「働く」を知る

 「働く」を定義することが難しいのは、大手企業で働くことを羨む人もいれば、ベンチャーのように経営の近くで仕事ができることにやりがいを感じる人もいて、「働く」に求めるものが人それぞれ異なることが背景にあります。あなたの「働く」目的、意義、背景はどういったものでしょうか。一緒に考えてみたいと思います。

「働く」を自由にするための武器]その1「労働価値」

アメリカの学者ドナルド・E・スーパーが仕事の重要性に関する研究で、働く目的を14のタイプに分類しました。
1. 能力の活用―自分の能力を発揮できること
2. 達成―良い結果が生まれたという実感
3. 美的追求―美しいものを創りだせること
4. 愛他性―人の役に立てること
5. 自律性―自律できること
6. 創造性―新しいものや考え方を創りだせること
7. 経済的価値―たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活を送れること
8. ライフスタイル―自分の望むペース、生活ができること
9. 身体的活動―身体を動かす機会が持てること
10. 社会的評価―社会に仕事の成果を認めてもらえること
11. 危険性、冒険性―わくわくするような体験ができること
12. 社会的交流性―いろいろな人と接点を持ちながら仕事ができること
13. 多様性―多様な活動ができること
14. 環境―仕事環境が心地よいこと

 これら労働価値(働く目的)がひとつ、もしくは複合的に重なり合って、私たちは「働く」にやりがいを感じることができています。これらの価値自体に優劣はなく、あなたにとっての優劣がある限りとなります。また、自分にとっての「働く」を知るためには、この14のタイプに優先順位をつけて1位から3位までピックアップしてみることをおすすめします。ピックアップができたら、次にすることは以下の通りです。

 

「働く」を自由にするための武器]その2「なぜなぜ分析」

 これはとても簡単で、ひたすら「どうして1位なの!」「どうして!」と自問自答するアクションになります。3回程繰り返したら充分です。5回以上繰り返すと気が狂いそうになるのでおすすめしません。
 例えば1位に「愛他性(人の役に立てること)」が出てきたのなら、「どうして人の役に立てることが大切なの?」→「せっかく仕事をするなら、貢献したいから」→「どうして貢献したいの?」→「貢献することによって、周りからの信頼も得ることができる」→「なぜ周りから信頼されたいの?」→「それが自身の安心にも繋がるから」→「どうして安心したいの?」→「不安なのは嫌だから」などと言った感じです。終わりどころの見つけ方は、自身の感情的な要素(イヤ、スキ等)であったり汚くて泥臭いところが見えたあたりで大丈夫です。

 上記の例では、「不安が嫌だから」と出てきましたので、これを言い換えると「安心できる、信頼を獲得できる働き方」を選択できれば、この人は自分の労働価値に沿った働き方ができるという考え方になります。

 漠然と人の役に立ちたい、貢献したいといった気持ちが、次の「自分にとって安心できる、信頼を獲得できる働き方はどういったものだろう」といった段階になりました。

 実は、これは私が実際に求職者の方に面談で話した内容です。結論を言うと、その方は自身の安心や信頼を獲得できる働き方の選択肢としてキャリアチェンジではなく自身のスキルを活かす働き方を選択され転職をされました。もちろん、労働価値によっては未経験でのキャリアチェンジがその方の希望になる場合もありますので、キャリアチェンジの具体的な方法も次回以降紹介をしたいと考えています。