転職の学校

小手先でない、キャリアの生存戦略

銀行からリクルートへ転職した人が、「働く」を自由にするための武器を提供するよ(第3話/全4話)

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 全4話構成の今回は第3話。
 〈第1話〉あなたにとっての「働く」を知る
 〈第2話〉自分の経験・人柄を言語化する (『脱自己分析論』の提示)
 〈第3話〉PR資料(職務経歴書)を作る
 〈第4話〉面接でPRをする(一次面接から最終面接の違い)

 

 第1話、2話で「働く」を知り、「自分」を捉えることのできた今、もはや資料の作成は恐れる必要はありません。今回は資料の中でも最も作成するのが大変な職務経歴書に焦点を当て、話しができればと思います。

 

〈第3話〉PR資料(職務経歴書)を作る

 「何を書けばいいかわからない」と、そういった相談を受けることの多い職務経歴書ですが、企業側の目線を持つことで作成はとても簡単なものになります。職務経歴書そのものがどういった役割を担っているのか、その目的や効果を考えることで、素晴らしいものを作ることができますので、今回の話しは是非とも参考にお役立ていただきたいなと感じています。

[考えるための武器]その6「資料は相棒」

 私たちは書類選考が通過すれば面接に自ら赴くように、資料(職務経歴書やキャリアシート、履歴書等)は私たちが赴く代わりに面接に行ってくれる相棒のようなものだと捉えてください。相棒ですので、あなたのご経歴だけでなく、人柄、何を大切にこれまで仕事を頑張ってきたのか等を、漏れなく記載する必要があるのが、職務経歴書の難しいところでもあります。

 よく求職者の方が持参される職務経歴書には、何をしてきたか(経歴)のみが簡単に記載されているものや、目標比x%達成と実績のみ記載されたものが多く見受けられますが、職務経歴書は相棒なのであなたの全てを記載してください。あなたの魅力、価値観等がしっかりと伝わる資料が良い資料と言えます。

 

 仕事の流れを図のように表すと、≪見立て→仕立て→動かす→成果≫の流れとなります。上記の実績のみ記載される方は動かす→成果のプロセスのみの記載であり、手前の見立て→仕立てがごっそり抜けていることになります。

 

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 職務経歴書を作成する上で大切なのは、この三角形の一連の流れが全て漏れなく記載されていることです。そのため、実績や経歴を箇条書きで書くのではなく、あなた「らしさ」が存分に発揮された資料を作成することが転職活動の成否を分けるといっても過言でないくらい大切になってきます。

 

[考えるための武器]その7「企業の目線を知ればこわくない!」

 企業目線についても簡単に触れておきます。実は企業の目線は一言で表すことができ、それが「再現性」と呼ばれるものです。再現性は換言するところの「任せたい(期待している)ことに、その人のご経歴、お人柄が適っているか」というものです。もっと簡単に言えば、例えばがんこなお人柄の世界一の寿司職人が転職をしたいと考えた際に、アットホームな雰囲気のパン屋へ転職できるかというと、再現性の観点から言えば、転職は難しくなってしまいます。このように、企業側の目線を持つことで、自分が訴求する内容は変わってくることを知れば、職務経歴書へ書くべき内容が明るくなってきます。

 

[考えるための武器]その8「寿司職人がパン屋に転職するために(キャリアチェンジ)」

 それでは、「自分の出来ることしか可能性はないの?」と思われると思いますが、ここがキャリアチェンジをする際に非常に重要になってくるポイントとなります。例えば寿司職にが「シャリを握るなら任せてくれ!絶対の自信があります!」と職務経歴書に書いたところで、パン屋は面接で会おうとは思いません。再現性がないからです。

 ですが、例えば「ネタの管理はもちろんのこと、食材の鮮度、良し悪しを見極める目利きに自信がある」と書いていればどうでしょうか。可能性の話しではありますが、パン屋においても良質な原材料の選定等のスキルが活きると判断、すなわち再現性があると判断してもらえる可能性がぐっと上がりますよね。

 まさにキャリアチェンジを行う場合の転職はこの考え方が重要になります。これまでのご経験、お人柄をすべて総動員させて、かつ企業側の目線で職務経歴書を作成することが、なりたい自分になる、「働く」を自由にするための武器となり得ます。

 

 次回は最終話。いよいよ面接の話しとなります。最後までお付き合い頂けますと幸いです。